このまちは「山川」の名のとおり、山や川などの自然がすばらしいところで、また、古代の忌部氏にまつわる史跡が点在する歴史的にも恵まれた環境にあります。ここで、ほんの一部をご紹介いたします。
高 越 山
高越山(こうつざん)は、四国山地東部に位置し、標高は1,133mです。その山容は、寝釈迦にも見える神秘的な姿で、「阿波富士」の名にふさわしい秀麗な山です。いにしえより山岳信仰の対象であり、山頂には、修験道の開祖である役小角が建立したと伝えられる高越寺があり天狗伝説も語り継がれております。地元では、「おこおっつぁん」の呼び名で親しまれています。また、四国百名山のひとつにも数えられています。
船窪オンツツジ群落
高越山から奥野々山に通じる峰筋に生息するオンツツジは、葉芽が花と同時に開くため、緑の若葉と赤い花とのコントラストが素晴らしく、また葉や花が他種に比べて大きいのが特徴で、5月中旬から下旬ごろが見頃です。この群落には、オンツツジを中心に約1,200株が大群生しておりなかには樹齢400年を超えるものや高さ6mに及ぶものもあります。国の天然記念物に指定されています。
吉 野 川
吉野川は、愛媛県の瓶ヶ森を源流とし、高知県から徳島県へと流れ紀伊水道に注いでおり、その中流域に山川町は位置します。 日本三大暴れ川のひとつとして、利根川(坂東太郎)・筑後川(筑紫次郎)と並び「四国三郎」の異名を持っています。
(写真は「吉野川河口より38.0km」の地点です。)
バ ン ブ ー パ ー ク
吉野川河岸には、「バンブーパーク」があります。その名の通り、広大な竹林のなかに、多目的広場や様々な遊具、遊歩道などがあります。竹に囲まれ、風にさざめく竹の葉ずれの音は、清々しく、心にやすらぎをもたらしてくれます。